伊勢市は私の親の故郷です。
もともとは、名古屋・国立・府中と転々した両親も、今は伊勢市に在住しています。
そして、伊勢市に引っ越してからというもの、何回か私も伊勢市に足を運ぶようになり、「なにか良い店はないか?」と探索したものです。
しかし意外と(と言っていいのかわかりませんが)、いろんなお店があり、どこに行けばいいかわからない。
そんなときに、伊勢市在住の仕事仲間から、
「このお店いいですよ!」
と、紹介されたのが、今回ご紹介する一月家でした。
伊勢市の一月家
はじめて私が一月家を訪れたのは2024年の11月頃。
そうして知り合いに紹介されて、一発で気に入って。
「この店!また行きたいです!」
といって、訪問した3日後くらいに再訪。
そうしたら、なんと店主がこんなことを仰っていました。
「おお、先日な、吉田類さんがウチの店に来てな・・・」
・・・ん?なんですと?!!
こちらの記事でも書いたように記憶しているのですが、私の大学時代の親友が、一昨年なくなって、その彼が酒場放浪記なる番組を好きだったということを知り、そこから酒場放浪記巡りを始めることになりました。
いつか、「吉田類さんに会ってみたい」というのが夢だったのですが、(おそらく酒場放浪記ファンみんなの夢でしょうが)まさかこのタイミングでニアミスするとは・・・
しかしと言うよりも「昨日来ていた?」ということは、言い方を変えれば、「昨日訪店」していたら吉田類さんと会えていたということでした。
後悔してもしきれませんでした・・・
で、よくよく話を聞くと、そのときに吉田類さんが一月家に来ていたのは、年始に放送されるスペシャルに向けての収録だったということで、番組情報をチェックして、こちらにたどり着きました。

前置きがものすごくなりましたが、そうして、吉田類さんの酒場放浪記で放送されたのを見て、一月家に再訪したのが今回の記事のメインテーマです。
伊勢市、一月家の再訪
上の画像が一月家の店構え。
たぶん、私はこれだけ見ると、「超高級店っぽいな・・・」と思って躊躇して「絶対足を運ばないであろう店」ですw
まぁ、それが誤りであることは入店してすぐに誰もが気付かされる事実ですが・・・
残念なことに、店内全体の雰囲気は撮り忘れました。
しかし、ネットで調べればいくらでも出てくると思うので、そこは割愛、ということで・・・
で、なんといっても最初に注文したのは吉田類さんも注文していた、「湯豆腐」です。
これがね、あったかくて美味しいんですよ。
というのも私と仕事仲間が訪店したのは、11月よりまだましとはいえ、3月。(2025年)
もう少しあったかいかな?と思い、あえて3月を選んだんですけど、的外れだと気付かされました。
とにかく寒い寒い。外ではビュンビュン冷たい風が吹き荒れる中での訪店だったので、最初の一口目がこれですごく「安心」しました。
で、順番が前後した気もしなくないですが、あわせた飲み物は当然こちら。
なんてったってね、「東獅子」の熱燗ですよ。
いやー、もうこのお店来たらこれ飲まないと始まらないです。
当然、吉田類さんも呑まれています。
Yahoo!ショッピングでは購入できるみたいですけど、Amazonでは購入できないみたいですね。
話は2024年の11月に遡り、前述のように、
「昨日吉田類さん来たよー。」
と知った次の日に、愚かにも訪店した私。
「くー!悔しい!せめて吉田類さんが飲んだお酒を呑ませてよ!」
と店主にせがんで教えてくれたのがこの東獅子でした。
最初、店主が、
「これな東獅子な。吉田類さんは熱燗で飲んどったよ。」
と言ってくれたのですが、全く聞き取れない。
「へ?あずまぢき?」
「へ?あずまなに?」
全く耳覚えのない日本酒だったので、何回か聞き直して、結局聞き取れなかったので聞くのをやめた。後でスマホで調べようと思った。
で、店主いわく。
「これな、まぁ、八兵衛と同じ日本酒なんだけど熱燗で飲むとうまいんよ。」
とのこと。確かに店の看板にもしっかりと、
東獅子の文字が刻まれています。
で、熱燗で始めて飲んだときに、正直うまいのかどうかよくわかりませんでした(笑)
なぜなら、吉田類さんとニアミスした悔しさの方が選考していたから(笑)
でも、話を戻して2025年の3月。
ビュンビュン風が吹き付ける中で飲む、熱燗の東獅子は「心から温まる、適度な辛口のうまさ」でビックリ。
きっと、私の亡くなった大学の親友も、これ飲んでたら、「うまい!これだよこれ!」と唸っていたに違いない。
もうそれが叶わないのがやはり今でも悲しい。
いや、感傷に浸っている時間はない。次にいかねば・・・
ということで注文したのが、
この鮫たれ。テレビの中でお客さんが、
「ここきたらこれ食べないと始まらない!」
と言っていた商品ですね。
で、私は恥ずかしながら始めて食べました・・・
テレビで知って食べたこの料理。
なにせお味は、
「The 旨い!」
いやぁ・・・酒好きにはたまらないしょっぱさ。
塩加減がいい具合に決まっていて、お酒がグングン進む。
日本酒の熱燗って飲み過ぎるの危険なんだよな・・・
というのを知ってても歯止めが効かなくなる旨さ。
「酒飲むでしょ?私を食べないとダメだよ。」
と、鮫タレが言ったいるようにすら感じる(笑)
(実際、家に変える道のりではかなりグロッキーで、トイレで◯バースしてしまいました・・・)
とにかく確かにこの店来たらこれ食べないと、というのも頷ける旨さ。
で吉田さんも飲んでいたこのお茶割り。
私はお腹が弱いので氷なしで注文。
それでも容赦なくドバドバ入れてくれるからありがたい。
結構飲んだ後でしたが、実際に提供される量には大満足。
続いて、牛すじ味噌煮。
これもまた絶品!本当に美味しい!うっわー!酒進むヤバイヤバイ(笑)
で、もう一つここ来たら頼まないともったいないのがこれ。
カレーライス。結構人気で、注文が多いからなのか、ストックが少ないからなのか、早めに頼まないと売り切れになっていることも多い。
いやぁ、これが旨いのなんのって。カレー専門店で出しても旨いんじゃない?っていえるくらいの絶妙なスパイス。
でもそこは一月家。ただ旨いだけじゃなくて「酒が進むカレー」として作られているんですよね。バクバク食えてグイグイ飲める。魔法のような料理とお酒に酔いが進む一方です。
また、ここ来たら、刺し身も頼まないとイカンです!
いやぁ、うまい。これ、写真じゃ全然伝わらないんですけど、ツヤもあって、1切れ1切れが大きくて脂ものっていてとにかく美味しい。
また、車海老の塩焼き?という名前だったかな?これも最高!ハズレ無し!の絶品ばかり。
唐揚げと、大根のなんとか(笑)
で、こちらが、
日本酒のラインナップ。
白鷹も八兵衛ももちろんあります。そして美味しい。
いろんな日本酒も楽しめるのも魅力。
もちろん、吉田類さんのサインは店内に堂々と飾ってあります。
ということで、何につけても最高のお店。
吉田類さんが訪店したというのもありますが、仮にそうでなくてお、絶対にいせに行ったら訪れてほしい名店中の名店です。
もちろん、赤福も忘れないでね。
このお店、何がすごいって、店主のどんぶり勘定(?)なんですよね。
メニューに価格の記載なく、退店時に「ごちそうさま!」といえば、店主が頭の中でそろばんを叩いて金額を計算してくれます。
「結構食べたのにこの価格!安すぎ!」
と毎回驚かされます。
毎回、
「大将、こんな価格でやってたらお店潰れちゃうよー(笑)」
と、突っ込んでしまいます。
そのたびに店主はにこやかに、
「ウチはこれでいいんですよー。」
と最後は最高の笑顔でお見送りしてくれます。
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